くろたこ 17

まだそんな 旧式のタコ壷なんだ

タコだって お洒落する時代になったんだよ

僕なんか ストラップに、、、、

、、、、、、、、、、、、、
不思議なことがあった。
昨日は天気がとても良かったので
作品の素材探しに カヨさんとカメラを抱えて
いつもの円山探索に行ったのだが
”八十八カ所”の付近で
何を思ったか突然 彼女が道を逸れて
どんどん林の中へ入って行った。
あら イイ感じの被写体でも見つけたのかなと眺めていたら
こちら側から見えない大きな木の根元を指差して
「サボテンの死骸があるよ」と私を呼ぶ。
慌てて駆け寄ってみると
行ったこと無いから見たことないけど
たぶんメキシコの草原にニョキニョキ生えてるような
60センチ程の立派なサボテンの柱が
泥と落ち葉にまみれて転がっているじゃないの。
当然 鉢には入っておらず もじゃもじゃの根っこも丸出しで
まさに死骸という言い方がピッタリ。
しかし、、カヨさん なんでこんな人気の無い冬の森で
でっかいメキシコ名物に呼ばれにゃならんのか。
落ち葉を避けながら よくよく観察してみると
可哀想なことに 何度か雪に埋もれたみたいだけど
まだ辛うじて 死んではいないようだったので
このまま見捨てるわけにはいかないと
トゲに刺されながらも 自転車のカゴに
ドロドロの彼(彼女?)を そおっと横たわらせて帰宅することに。
案の定 帰り道は、メキシコからはるばるやって来て
一体何があったか知らないけど北海道の冬の森で
生き倒れになっていた巨大な物体と
私の組み合わせは やはり相当目立つようで
夕暮れの商店街で すれ違う人々の
熱い視線を浴びてしまう。
たしかに 客間的に考えると
長髪 黒尽くめのオジさんが
自転車のカゴにゴロンと
根っこ丸出しの大きなサボテンを乗せて
冬の街中を ゆっくり走ってる図というのは
かなり珍しいような気もする。
そして なんとまぁ 家に着いてみれば
丁度 ピッタリサイズの素敵な鉢が1個余っていて
人形アニメのセットに使おうと思って買ってあった
サボテン用の土がちゃんとあった。
泥を洗って キチンと植えてあげて
ストーブの横に置いておいた。
朝 どうなったかなと観察したら
半分色が変わって死にかけていたサボテン君は
たった 一晩で本来の奇麗な緑色に戻ってた。

ナゼ君に続いて また変な生き物が
突然 我が家にやって来た。
「今日から君は ウチの子だ」
先週 完成したばかりの
レグレグ制作のF.H.C.のPVが もう観れます。
見覚えのある方も多いはずの
ビートクラブ風のセットでの演奏から始まり
後半に向かって 背景が どんどん大げさに
盛り上がって行くのが見所。
そして 何と言っても F.H.C.独特の奇妙で美しい組曲と
2人の70年代風のファッションがカッコイイ。
ここまできたら F.H.C.の2人が世界遺産の前で
演奏してるのを見たいので(アンコールワット希望)
皆さんも応援してください!!!
F.H.C.のPV