悪夢 3

私は1人、夜の砂漠を旅しています

ふと 後ろに人の気配

もう1人の私が付いてきてるようですね

あら、、、でも何故 彼女は銃を持っているの?
貴男の一番好きな食べ物は?と聞かれたら
私は迷わず「玉林酒家」の辣湯(ラータン)と
答えるだろう。
あの煮え立った真っ黒な油、
これでもかの山盛りの唐辛子、
しかし正に”地獄の鬼の食い物”という
見た目からは全く想像出来ない、
嘘のように爽やかな食べ心地は
辛いもの好きとしては
本当にショッキングとしか言いようがない。
何とか自力で作ってみたいのだけど
何が何だかさっぱり解らない。
だって自分の知ってる限りでは
コレに似た食べ物が無いのだ。
なんたってインターネットで辣湯を検索しても
最初に出て来るのが「玉林酒家」。
と いうことはオリジナル料理ってこと?!
もう、こっそり深夜に厨房に忍び込みたい位。
しかし 先日ご馳走になった
リエ嬢の料理に重要なヒントが
隠されているような予感がした。
さっそく材料の入手先を聞いて、
昨日、初めてナンちゃってラータンを作ってみた。
だけど、、、、、
ラータンへの道は遠い。
これさえ作れればもう外食しなくても
いいようになるような気がする。
今日も挑戦あるのみ。