10月15日
昨夜はギャラリー犬養にて
高橋幾郎さんのパーカッションソロを観てきた。

幾郎さんのリズムは倍音を呼ぶ。
倍音は場を歪ませる力を持っている。
そしてそこに生まれる
小さくとも深い穴に
全てが呑み込まれる。
本来、演奏というのは
呪術であるということを
しっかり認識させてくれる。
希有な音楽家だと思う。
いやぁ、、、凄かった、、、
体験できて良かった。
終了後はBARスペースで
軽く吞んで来た。
久々にトランスフラクション氏に会って
新譜を頂く。
デジタルが誕生する前に
恐竜のように繁栄した
黒銀色に輝く巨大機械群の世界。
その今では滅亡してしまった空間を
彼の作ったモンスターマシンに乗って
超高速で走り抜けるという
とんでもない夢をみさせてくれる
素敵すぎるアルバム。

TRANSFLUXIONの音楽に刺激され
ReguReguが2010年に制作した10分の短編
「EROETICA」のサウンドトラックも収録されています。
実はこの作品、まだ未発表で公開予定もありません。
いつか私達のダークサイドばかり集めた
爆音上映会が出来たらと密かに思っています。
深夜、家に帰ってきて
もう少し吞みたかったので
吉野有里子さんの画集を観ながら
のんびり2人で晩酌。
イースタンユースや
吉野寿氏のソロの顔になっている
大好きな彼女の切り絵を
まとめてみることのできる幸せ。

時代に流されることなく
自分の好きなものを
ちゃんとみれる目。
ものの本来の美しさを
感じることができる心。
過剰なものは無く、
昔の日本人の可愛らしさを
信じられないほど持っている作家。
ああ、私も彼女の世界で暮らしたい!!!
今夜は中西画伯の個展の
クロウジングパーティー!!!