７月２４日
アケミちゃんのお通夜に行った。
辛そうな沢山の友達をみて
まるで葬式のようだと思ったが
まぎれも無くそれは葬式だった。
男に死はよく似合うけど
おんなのこはいつまでも
元気に生きていて貰いたいな。
悲しみが溢れてる斎場から出て
やりきれない気持ちで帰る途中
なんとまぁ、「あじへい」が開いていた。
「あじへい」は随分前から
アケミちゃんに薦められていたんだけど
何故かいつも閉まっていて
入れた試しがなかったのだ。
彼女が入院している時
「食べたい物は何？」って訊いたら
「あじへいの餃子」って言ってた。
たしかリエちゃんが
開いてるのを見つけて
お見舞いに持ってきてくれて
嬉しかったって言ってたな。
食欲が無かった時なのに
ペロリと食べちゃったって言ってたな。
昨日、初めて
「あじへい」の餃子を食べた。
一口食べて
「アケミちゃん、やるじゃん。」って
思ったよ。
いつも開いてない食堂
「あじへい」が、開いていた！
ここの「熊笹餃子」(450円)
が大好きだ！
ホテルで20年コックさんだった寡黙な店主。
お客さんがお腹いっぱいになったかどうかを
いつも心配している話し好きなおばちゃんが、
明るく接客してくれる。
疲れちゃうと店閉めちゃうみたいなので、
開いてたらラッキー。
アケミちゃんの日記
「あじへいLOVE」より抜粋
