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7月24日


凄みである。
どくんごの魅力は
凄みである。

資材で満載の
メンバー運転の2台の
トラックとワゴン車で
ほどんど休みなしに
日本中に散らばるファンに
新作を披露する為、
都会から超田舎まで
40カ所ほどのツアー生活。

主催の どいのさん、
奥様でもある五月さん。
出られる年は 暗悪健太さん、
近年は2Bさんが毎年参加、
そして どくんごのことを大好きな
全国の俳優さんが集まって
1年限りのメンツで結成される
プロの劇団&楽団。
そして大工さんの軍団。

団長の どいのさんは
1本の脚本を書く訳では無く
各自が持ち寄った1人芝居を
ツアー前の3ヶ月の合宿で演出し、
旅に出る直前にそれを
繋がったお話のように
順番を考えて
タイトルをつけて
ポスターをデザインする。
更に 最初と最後に
メンバー全員で演奏される
テーマ曲の練習も大切。

自分の作ったお話で
自分が主役なんだから
当然 素敵なドラマが生まれる。
だから 観ている方は
ベテランも新人も
全く判らない。
本当に全く判らない。
そういや 自分で
産んだことをやるのに
巧いも下手も無いもね。

だから みんな
凄みがあるの。
自分の作った
キャラになりきって
8ヶ月のテント生活。
台風から地震から
何があっても
自作のテントで
公演をこなして行くの。
お芝居&生演奏は
どんどん成長していくの。
変な言い方をすると
ありえんくらい物凄い
スネークマンショーって感じ。

だから 子供から
老人までが
何だか判らないまま
ワイワイ観にきても、
刺激好きの感覚派が観ても、
短編作品の連続射撃から
人生の喜びと悲しみが
お話に関係なく
ゆっくり伝わって来て
皆 それぞれの解釈で
笑ったり感動したりしちゃうの。

あ、それってシャンソン(人生)だね。
だから フランス映画みたいなのかな。


皆さんとの6日間は
革命家の外山恒一さんも
毎日居たりして
まるでフェリーニの
映画の中に入った
みたいな時間でした。

前夜祭も大成功だった。
元メンバーのヨヲコちやんから
一昨年 ReguReguの
上映会をやらないかと
誘われたんだけど、
どうせなら 大好きな彼等に
敬意を持って対抗する為、
面白いことをしようと
自分が元々ファンである

怪奇絵師の飴屋吉丸さん

映像作家の斉藤幹男君

画家の犬養康太君

デザイナー&写真家のAmejika

人形作家の井越有紀さん

美術家の住吉直道君

スタジオエンジニアの
Richard Horner氏

HALBACHの
三浦モトム氏

という各方面で活躍する
普段短編映画を作ってはいない
才気溢れる方々に
「恐怖」というお題で
作って貰っちゃった
映像イベントとしては
異質中の異質企画。

ハイパーな部分と
慣れていない部分の
配合が奇妙で
刺激好きにはタマラナイ
珍作品が生まれるはず
って確信があったの。

そして結果は大成功。
全作品、面白過ぎ。
あんまり怖くないけど
好物のヘンテコ度100%。
絶対公募では集まらない、
他薦の初心者映画
イベントだもんね。
更に2回目だから
皆やりたい放題。

きっと育ちの良い
ショートフィルムフェス
からでは無く
こういう所から
名作が生まれると
自分は信じている。
どんなことにも
パンク精神は必要。
 
今年は動員記録も出たようだし、
途中に日替わりで参加した
札幌の3劇団も頑張ってたし、
嘘みたいに楽しかった。
悲しいことの後だったから
どんなに救われたか。


ああ どくんごの
新作の公演。
そして 恐怖短編まつりも
来年もあったらいいな。

でも 面白いモノって
微妙なバランスで
やっとこ立ってるもの。
こればっかりは
運命のみが
知ってることだもね。





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人生は
一度きりの遊び。

だから真剣に
遊んだ方がいいって
教えてくれるモノが好き。









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