人形を作る時、
いつも意識しているのが、
できるだけ想像力を使わないこと。
発明するのではなく、発見すること。
その為に骨や毛皮に願いを込める。
分身を「物の怪」にしてあげたくて。
喚ぶのである。そして留まって頂く。
その捕獲には無意識が必要。
異界のモノは捕まえようと思って、
捕まえられるものではないはず。
このあいだ、ふらりと寄った
ギャラリー犬養の二階で、
おそらく本物の妖怪を
みてしまったような気がする。
無意識を意識的に操る、
ささきようすけさんという方。
自分にとっては驚異。
5月31日まで。