7月6日
チューニングを合わせる試みが、
最も嬉しかった方でした。
その時間はあたかも
自分が賢くなったような
気分になれました。
決してなぞることのない、
いつも初めてみるような美しいダンスは、
まるで自然現象のようでした。
その度、頭の色んな所を使いました。
その後は、いつも考えごとをしていました。
磨かれた問いを、
ゆっくりと反芻するのです。
すると必ず、何か、を、
思いつくことができました。
最後の公演になった先月の23日の
あの世のできごとは、
いつまでも考え続けることのできる
宝物です。
あの日の出来事は、
今日も静かに進んでいます。
これからは、私の中の室野井さんを
大切にしていきます。
ほんとうに札幌に来てくれてありがとうございました。
