11月6日
四度も感激に震えた。
続けて四回も!!
●ギャラリー犬養にて
志摩利希さんの個展
「遠い家路」を鑑賞。
愛するということは、恋人の目で
世界を観ることが出来る不思議な現象。
いつかは終わったとしても、
その人の網膜は残る。
幸せは、嬉しい。
しかし、その先に待つのは、
それ以上の寂しさ。
でも、その寂しさは、
たまらなく綺麗なのだ。
志摩さんの描く、後ろを向いた、
一人ぼっちの女性は、
その娘の目になって、
世界を観ている志摩さんと、
その女性を遠くから優しく見ている
やっぱり1人ぼっちの志摩さんに見えます。
寂しくて、綺麗な、
まるで、恋愛みたいな作品。
その素敵さにウットリ…
●「くう」にて
「のなか悟空と人間国宝」の
演奏を鑑賞。
殺して食べたら、
さぞかし精が付くだろう、
あまりにパワフルな
のなか悟空さんのドラミング。
クールだけど情熱的な
近藤直司さんのサックス。
そして、お目当だった,
居合斬りの達人のような、
ヒゴヒロシさんのベースプレイ。
終了後、興奮しながら、
ヒゴさんに話しかけた。
もの凄い音を出していた、
フェンダーPBは、なんと
75年頃「フリクション」の前身、
「3分の3」時代のピックアップで
組んだモノとのこと。
日本のパンクニューウェーブの
一番始めのベースの響きは、
あそこまで強烈だったのか!!
大河の最初の一滴の
とんでもない輝きを
体験したような気がして、
なんだかクラクラした。
●クリスマス仕様のショーウィンドウが
モリケンイチさんの絵という、
ニクイことをやってくれた
大丸藤井セントラルのスカイホールで、
平岸高校アートコース卒業制作展。
原 菊蔵君の短編映画「火の子」を鑑賞。
小さい頃から「どくんご」を
体験してることもあって、
相当なレベルだろうとは思ってたけど、
短い作品の中に、これでもかに「感情」を
丁寧に、更に巧妙に織り込んでいて、
素晴らしくて、三回繰り返して観たけど、
まだ観足りなかった位。
置いてあったアイディアノートも
びっくりの連続。
最近感じるのは、
年齢と経験値は
全く比例しないということ。
どれ位、よーーく考えたかで、
作品の質は決まるのだ。
負けちゃう。と思った瞬間。
多幸感に包まれる。
だから、頑張れる。
キクゾウ君。
お そ る べ し !!!
●感激続きの
一週間の終わりは、
8年間待っていた、
林 敬一さんの個展
「空のいちばん青い場所」
今回も、現代では
誰も出来ないことが
しっかりと起きていました。
子供から、ヤヤコシイモノまで
まとめて感動させてしまう、
色んな方向からの情報が封じ込められた、
稀代の芸術が、国の宝になっていないことが
信じられない!!
トオンカフェで12日までです。
まだなら、とにかく観て下さい!!!
