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9月13日

日曜日は
四つの部屋を味わう。

夕方、久しぶりに
アトリエ阿呆船に潜入。
現代に蘇った寺山演劇を鑑賞。
パンクやニューウェーブ、前衛や実験、
はたまたアンダーグラウンドなんかは、
その時代の風俗のようなものなので、
当時の体験者に愛されすぎて、
封印を願われてしまうのだけど、
やはり一時代を築いただけあって、
十分に破片でも面白いわけで、
簡単には消滅せずに新しい時代の
頑丈な袋となって、
若者の飢えを呑みこんでくれるよう。
結局、自分の好きな現象の多くも、
過去のリサイクル品なんだろうから、
素直に現実をみてみようと挑んだらば、
演者達が想像以上に魅力的で、
あっという間の70分だった。
皆がとにかく可愛くて綺麗で、
更に器用で、人の進化を感じました。
寺山修司が健在だったら、
この美意識どうなってたんだろう?
なんてことグルグル考えてた。

夜はギャラリー犬養で飲酒。
開催されていた全ての展示が
何れも素晴らしくて、
ロイヤルストレートフラッシュな場。

たかはしあきこさんは、
人形を作る方では特別だと思う。
だって体温を感じるんだもの。
不思議すぎて、いつも見てたら
クラクラしちゃう。

茉田真さんは
密かに尊敬している方。
今までの個展全てが圧巻。
でも、いつだって何が起きているかは、
本人の解説が無いと絶対に分からない。
それでいいんですか?と訊いても、
いいんです。と優しい笑顔で返される。
思いもよらぬ方向からの構造。
それは室野井さんを思い出させます。
本物の天才というのは、
そういうものなのかとまで思う。

二階の剥離する日々は、
写真、彫刻、絵画の三人が、
驚くほど完全に融合していて、
ピンと張り詰めていながら、
気持ちのいい空気に包まれた、
奇跡のような空間になっていた。
どれくらいの時間が込められてるのか?
あんな完成度の高いグループ展、
初めてでした。

気がつけば、
全て終わった展示じゃないか。
余りに得るものが多いと、
ヘビのように、
呑みこむのに時間がかかるのです。
でも、とってもおいしかった。





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●劇団風蝕異人街赤色カーニバル
「大山デブコの犯罪」
@アトリエ阿呆船

●たかはしあきこ個展
「靴を履いたままおあがりください」
@ギャラリー犬養女中部屋

●茉田真個展
「FRAGMENT」
@ギャラリー犬養和室

●清田美津希、江田恭平、谷口貴陽三人展
「剥離する日々」
@ギャラリー犬養2階
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