やっぱり今日も満席だった。
カップルや何かの集まりの人々が、
それぞれの想いを持って、
話したり、ごちそうを頬張ったり。
そんな、お客さんを見下ろすように、
広いカフェの高い位置から、
ドバーンと十数点のモリワールド。
絵をみる。
お客さんを眺める。
絵をみる。
お客さんを眺める。
現実のオアシスと、
空想の蜃気楼が、
決して混ざり合うこと無く、
平和に、そして美しく、
同じ位のエネルギーで、
競演している驚異。
ユーモアと美意識によって、
コーティングされた愛情と皮肉が、
現代の日本と競演するという、
壮大なインスタレーションに、
今回は、なってるんだから!!

モリケンイチ個展
「愛と欲望の資本主義」
@ファビュラス 4/30まで