音の王国 6

朝食は2人で学校の横の
もう只の空き地と化しているグラウンドで
昨日から買ってあった菓子パンを食べた。
俺はヤマグチの横顔を見ながら
コイツはあのトンネルを抜けたんだなぁと
とにかく感心していた。

だって あの怖さったら 今迄行った
どんな心霊スポットだって逃げ出す位の不気味さ。
バスの運転手が行けるなら行ってみろと
いう感じだったのも当然。
しかし数十分後には あのダークゾーンを
見事に克服した華麗なる冒険者と
漆黒の闇を駆け抜けて その先に広がる
幻の村に行くことが出来るかも知れないのだ。

いい感じの家具や小物があったら
どうやって持って帰ろうかな。
ふと 思いつく。
なんたって2人は電車とバスを乗り継いで
この街迄やってきたのである。
まさか いくら小さくても家具を持って
公共の乗り物には乗れないだろう。
いや しかし こんな機会めったにないし
今日を逃したら次はいつ来れるか解らない。
残念だけど家具のことは諦めよう。
とにかく探検が先なのだ。

ヤマグチは2つ目のパンを食べ始めた。
もう 俺は 食事どころではない。

懐中電灯は イベントの企画の人から借りた。
今から山の麓の廃トンネルに行くのだと言うと
「無理、無理」って言って笑ってた。

この街の人達 あのトンネル恐がりすぎ!!
みんな 度胸が無いなぁ、、、。



(つづく)















































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